主成分の説明

■ニコチン

たばこ煙の粒子相に含まれる精神作用物質、「毒物及び劇物取締法」の毒物。

薬理作用により中枢神経系の興奮と抑制が生じ、心臓・血管系への急性影響をもたらします。

タバコをやめられなく原因は、このニコチンが含まれているからですね!

体内に吸収されたニコチンは代謝されてコチニンを生じるほか、最強の発がん物質を生成します。

たばこを反復使用すると生じる依存性は、ニコチンの精神及び身体依存によるものです。

米国ではたばこは依存性薬物ニコチンの供給源であるとして、食品医薬品局(FDA)によりが、未成年に対する販売・広告を規制しています。


■タール

たばこ煙の粒子相の総称。
ニコチンや種々の発がん物質、発がん促進物質、その他の有害物質が含まれます。

発癌性物質ですよ!

非常に頑固に肺に残ってしまう厄介な成分です。

少しだけのつもりで吸っても、残ったタールが消えるまでには何日何年もかかってしまうんです。

吸ったら吸った分だけ残っていき、綺麗な状態に戻す時間はどんどん伸びてしまいます。

低タールたばこに用いられる有孔フィルターでは、主流煙中の有害物質は希釈されて減りますが、副流煙中ではかえって増加します。


■低タールたばこ

低タールたばこは、1964(昭和39)年に米国で初めて開発されました。

紙巻たばこの害が公衆衛生総監報告書により認められた年で、「より安全な」たばこへの銘柄変更が促されました。

喫煙本数が同じならタール含量の多いたばこより肺がんなどの危険性は下がりますが、非喫煙者よりは依然危険性は高いのです。

しかし低タールたばこはニコチン含量も低いため、喫煙者は本数を増やしたり吸い方を工夫してニコチン摂取量を調節する傾向があるので、低タール表示は危険性の低減と必ずしも結びつきません。

特に心筋梗塞に対して、低タールたばこは一酸化炭素摂取量が増えるため害が少ないとはいえません。


■一酸化炭素

気相に含まれる有毒物質。
赤血球のヘモグロビン(Hb)と強力に結びついて一酸化炭素ヘモグロビン(CO-Hb)を形成し、血液の酸素運搬機能を妨げます。

血液中の一酸化炭素濃度と呼気中の一酸化炭素濃度はよく相関し、呼気中の一酸化炭素を簡便に測定する機器も開発されています。

呼気中の一酸化炭素濃度(ppm)は、非喫煙者では1桁台ですが、喫煙者では数十ppmになります。


■浮遊粉塵

室内の浮遊粉塵に占めるたばこの煙による物質の割合は、30〜80%に達する。


■発がん物質

たばこ煙には4000種以上の化学物質が含まれ、そのうち発がん性がわかっているものだけでも43種類あります。